パワースポット貴船神社の高龗神を京都マニアが徹底解説!「京都観光」

貴船神社、本宮、高龗神

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本日は、みんな大好き貴船神社の御祭神:高龗神を京都観光マニアの私が、古事記や日本書紀のお話を交えて徹底解説いたします。

まず古事記とは、上、中、下巻より成り立っております。
ざっくり言えば、「神様が日本を造り、その子孫が天皇家ですよ」という多神教の物語です。
その上巻の始めの方で登場するのが、この貴船神社の高龗神(たかおかみのかみ)になります。
では、どの辺で登場するのか、せっかくですので古事記の話をしながらお届けしたいと思います。
それでは早速参りましょう☆彡
(古事記は漢字がめんどくさいので、解りやすくカタカナで皆さんが知っている名前でご紹介していきます。また有名じゃない所や神はがんがん省いていきますのでご了承ください。)

始めに、混沌としていた世界がありました。
そこに5つの神が登場します。
最初に偉い3人のゴッズが(ぶぅ~ん)と出てきて、その後に残り2人のゴッズが(ぶぅ~ん)と出てきます。
(人としていますが、本来、神は柱で数えます。鬼滅の刃と同じですね。1柱、2柱・・・。)
その後に、五組の男女ペアの神々が出てきます。
(すでに神が15人も・・・。ちなみにここで出てきた5組の内4組はこの後古事記では1回も登場しません。)
この五組の神の中で一番最後に登場してきたカップルがイザナギ(男)とイザナミ(女)です。
(出ましたね!イザナギ、イザナミ!皆さん聞いたことはありますよね!?)
最初の神々が、イザナギとイザナミのペアに国造りを任せる!と使命を与え、
矛を貰ったイザナギは天界より世界をかき混ぜます。
(ころ~ん、ころ~ん)と。
その切っ先から垂れた滴より出来たものがオノゴロ島です。
(兵庫県南あわじ市にあります。)
その出来たオノゴロ島にイザナギとイザナミが降臨します。

イザナギが
(よし、これから私達男女で生んでいこう!)と言い、

イザナミが
(私は成長していますが、少し足りない部分があります。)と言い、

イザナギが
(私も成長していますが、少し余っている部分があります。)と言います。

余っている部分で足りない部分を塞ぐ事によって色々と生んでいきましょう!となります。
(言いまわしが凄いですが、まぁそういう事です。)
それからイザナギとイザナミによるまず出会いから始めましょう!という、
お互いが出会う所から始めるという茶番劇をやり、すったもんだあって、
ようやく生まれたのが淡路島になります。
それからは調子良く国が生まれていきます。
大きい所で言えば、四国を生んで、九州を生んで、本州を生むという順番です。
この事を国生み(くにうみ)と言います。
(ちなみにこの時代に沖縄や北海道は日本では無かった為登場しません。)
それから今度は神生み(かみうみ)を行います。
この神生みでは自然にまつわる神々を生みます。
(家宅を表す神、風の神、木の神、野の神などなど、
ただこの自然の神々はほとんど皆さん知らないような神ばかりなので割愛します。)

そして、最後に生まれたのがヒノカグツチで火の神となります。
このヒノカグツチは全身に炎を纏っていた為、イザナミは産道など大やけどを負い亡くなってしまいます。
亡くなったイザナミを見て、イザナギは悲しみ、茫然とします。
イザナギは泣き止んだ後、そういえば何でこうなったんだっけ・・・
と、思い返し、ヒノカグツチのせいだ!!とキレたイザナギは、
ヒノカグツチを刀で切り殺します。
その後、切った刀を茫然と見ていたイザナギの手に、刀から流れてきた血が滴り、地面に落ちます。
その滴り落ちた血から出現したのが「貴船神社の高龗神」になります。
⇧(はい!ここで登場しました!!)
「ちなみに、古事記では闇龗神(くらおかみのかみ)、日本書紀では高龗神(たかおかみのかみ)と表記されますが、同一の神と考えられています。」
これが古事記バージョンですが、日本書紀バージョンでは、
イザナギがヒノカグツチを刀で切るのですが、2段切りをして、ヒノカグツチは3つに分かれます。
この時の1段目から出現したのが高龗神という設定になっています。

それではここから「高龗神」について解説いたします。

解説⇩

高龗神は、火の神が死んで生まれた水の神です。
高龗神(たかおかみのかみ)、闇龗神(くらおかみのかみ)、
または龗神(おかみのかみ)と総称されることもあります。
水神様としては代表格となります。
闇龗神は、谷間に流れる川を司る龍神とも言われ、
高龗神は、山に降る雨を司る龍神とも言われています。
山に降った雨は山に貯えられ、それが次第に染み出して谷川となり、里に流れて来ます。
この流れを高龗神と闇龗神が担っているということになります。
一方、川は時として人々を苦しめます。
谷川を司る闇龗神は、そういう荒ぶる側面も持っており「闇」が頭についたとも。。。
全国各地に伝承されている九頭竜伝説がありますが、
この九頭竜こそが、そもそも闇龗神なのではないかという考えもあり「邪神」とも。。。
この闇龗神が封じ込められ、そして祀られることで、高龗神になったのでは?とも考えられています。
高龗神の御利益は一般的に、祈雨・止雨とされており、水量のコントロールをして頂く神様です。

以上、貴船神社の高龗神について古事記や日本書紀のお話も交えながら解りやすく解説させて頂きました。
如何でしたでしょうか?
来年はついに辰年ですね!龍と言えば京都と言っても過言ではないぐらい龍が登場します。
この話が広がって、もしかしたら貴船神社の高龗神も元は龍だった!?とかで流行るかもしれませんね!

それでは、また!

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