本日も、高台寺周辺について3倍楽しむ為のポイントを解説していきます。
今回は、前編に続き小堀遠州・後編をお届けいたします☆彡
早速参ります☆彡
茶道も凄かった小堀遠州ですが、本業は、作事奉行(お城やお庭を造る人)です。
小堀遠州の父親が作事奉行で、小堀遠州の奥さん(藤堂高虎の養女)の父親が「藤堂高虎(とうどうたかとら)・築城の名手」建築家であった為、小さい頃から恵まれた環境で育ち、その才能を開花していったとされています。
そんな茶道でも、作事奉行としても多忙を極めた小堀遠州だった為、
現在存在する小堀遠州の庭と言われている物でも、実際には造っていない物が多数あるそうです。
*なんでそう言えるかというと、小堀遠州の作事奉行は国の事業(公務員みたいなもの)として行っていた為、
小堀遠州が造ったものはしっかりと記録に残っているそうです。*
よって、記録に残っていないものは、そもそも小堀遠州が造ったものではないという事になります。
特に怪しいのは、小堀遠州好みとか、風とか、造ったと言われるとか、ぼやかしてあるやつです。
何処②の文献に小堀遠州が造ったと書いてあるとか明記してあるものは本物かと思います。
偽物は、弟子が造ったとか、小堀遠州風に造ったとか、小堀遠州好みと言ってるだけか・・・。
じゃ何処が本物で、何処が偽物やねん?となると思うので、京都を中心にざっくり案内します。
*以下については萩工房調べでの話ですので、ご注意ください。*
まず全国的に有名な場所は、
京都のお寺などで絞れば、
微妙だが可能性は高い場所、
京都のお寺では、上記以外の小堀遠州を名乗っている場所。
高台寺のお庭も小堀遠州作ではない可能性が高いです。看板にもパンフレットにも小堀遠州と書いてあるけどね!
桂離宮については諸説あるが、小堀遠州ではないとの見解が有力(弟子など)
結局「本物の小堀遠州を楽しみたいなら何処に行ったらええねん!?」と言う方へ
- いつでも行けるとしたら、南禅寺しかありません。笑(少なっ!!)
- 大徳寺の龍光院の密庵席は日本で一番見れない国宝らしいです。笑(なんやねんそれ!)
- 孤篷庵は、そもそも小堀遠州が造っているので、一番小堀遠州なんですけど、1年に1回しかチャンスはないらしい。(もっと公開せんかい!)
- 擁翠亭については、太閤山荘に電話などして、許可が下りれば見学出来る可能性あり。(当日は絶対無理)
今回の調査は一苦労しましたが、結局本物の小堀遠州を京都で手軽に楽しめるのは、
おそらく南禅寺(本坊方丈のお庭や金地院の各所)だけという結論です。
多数のお庭で、集客の目的もあり、小堀遠州が造ったと言っているけど、
実際には造っていないものが多数ありそうですね。(諸説あるので、ご注意ください。)
それでは、また!
コメント
コメント一覧 (2件)
萩工房さんこんにちは!
今回も楽しめました!!力作でした!!
小堀遠州の偽物ってあるんですね。。知らなかった。。
このブログをみながら友達と小堀遠州巡りします!!次回更新を心待ちにしています!!
よっしーさんへ。
いつもコメントありがとうございます。
萩工房調べでは、小堀遠州の本物は案外少ないと思います。
自分でブログ書いててなんですが、私も行きたくなります。笑
現在皆様に読みやすいようにブログの改修を行っております。
おって記事の更新も行いますので、またよろしくお願いいたします。